五管筒 八重垣

五管筒 八重垣
夏ハゼ、小菊、撫子

五管筒 八重垣
夏ハゼ、小菊、撫子

奥の三管は八重垣、手前の二管は、園生(そのう)の草の見立て
奥の三管の花は垣越しの木の意味
手前の二管は、草物を入れ前後と上下の視線移動の面白さを意識する

垣はその気になれば、荒々しく踏み越えていくこともできる。
それをしないのは、遠慮の観念であり、挿花の理念にもそのような奥ゆかしさが望まれる。

嵯峨御流・中西千里甫いけばな教室
ひらかた京町家・元米倉
令和二年六月


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